急激に寒気の勢いが幅を利かせる中、何一つ暖房器具のない家屋が存在した。厳しい寒さに身を縮める息子は母の紗織に暖房器具購入の提案をしようと思ったが、母は全くそのようなそぶりを見せない。人肌で暖まるのが一番という母は息子の冷えきった手を取り自らの身体へと導くのだった…