あれからもう何年も過ぎてしまいました…心もカラダも傷つき流されて…「たびじ」世間に疎まれ居場所の無くなったかほりは伊豆の旅館で仲居をしていた。静 かに目立たず働いていたかほりは突然の来客に言葉を無くす。なんと目の前に現れたのは、幼い頃別れた弟、立派に育った勇太郎であった…